当クリニックによせられる
よくあるご質問について

Q.在宅医療とはなんですか?
患者様のご自宅あるいは入所している施設などに、医師等が訪問して行う医療行為のことです。「訪問診療」と「往診」があります。この二つを組み合わせることで、皆さまの自宅療養を24時間365日サポートいたします。
Q.訪問診療と往診の違いはなんですか?
「訪問診療」とは、診療計画を立て、それに則って定期的に自宅あるいは施設を訪問し、診療を行うものです。
「往診」は急に何か症状が出た場合などに、患者様側からその都度要請し、それに従って、医師が訪問し診療するものです。
定期的な「訪問診療」を通して患者さまの普段の体調や薬の効き具合、療養への思い、生活のご様子などを知るよう努めます。これらを把握しているからこそ急な「往診」の際に、患者さまの病状や意向に沿った対応が可能になります。
Q.在宅医療は誰でも受けられますか?
定期的な通院が困難な状態でご自宅やご施設などで療養を希望される方は、どなたでもご利用いただけます。
Q.一人暮らしでも可能ですか?
可能です。ケアマネジャーの方の指揮のもと医療・介護・福祉の制度を上手に使えば、一人暮らしでも在宅で療養できる環境を整えられます。
Q.別の病院にも通院しながら在宅医療を利用できますか?
可能です。様々なパターンが考えられます。
内科診療は訪問診療で、精神科や眼科は専門外来で受けられる場合
逆に精神科や皮膚科は訪問診療で、内科系を専門外来で受けられる場合
日常的な内科診療は訪問診療で、より専門的な内科診療は外来で受けられる場合
等々、組み合わせに制限はありません。
口腔疾患や循環器疾患、脳血管疾患、精神系疾患等、より専門的な治療が必要な場合に、専門外来と併用することが多くなっています。
Q.訪問診療の際に家族は同席してもいいですか?
訪問診療においてご家族の皆様のご協力は、大変重要ですので、ご家族の皆様にできる限り同席いただきたいと考えております。最近の状態や検査結果などについて、不明な点がございましたら、遠慮なくご質問ください。
Q.訪問範囲はどこですか?
小野市、三木市、加古川市、加東市、加西市などが訪問エリアになります。 その他の地域についてはお問い合わせください。
Q.紹介状がないと訪問してくれませんか?
訪問可能です。かかりつけ医がいない場合にも対応させてもらいます。
(かかりつけ医がある場合は、円滑な診療開始のためにも紹介状(診療情報提供書)をご用意いただけますと助かります。)
Q.急に退院が決まった場合もみてもらえますか?
可能です。状況によっては当日より対応いたします。
Q.自宅に来てくれるのは医師だけですか?
医師の他、看護師、事務員など様々な職種のスタッフが訪問いたします。
Q.診療の頻度はどれくらいですか?
平均は月2回です。ただし、重症の方や緩和ケアが必要とされる場合など、病状に応じて訪問頻度の調整をご相談させていただきます。
Q.訪問診療の日時は指定できますか?
原則、定期的に訪問予定を立てますが、ご本人さま・ご家族さまの予定に合わせて変更も柔軟に対応いたします。
(ご希望に添えない事もあります。)
Q.在宅医療を受けると、お薬はどこでもらえますか?
当院では、お薬はすべて院外処方となっています。お近くの薬局に処方箋をお渡しください。お薬の配達をご希望の方は、配達対応が可能な薬局を紹介しますのでご相談ください。
緊急時の往診の際には当クリニックで扱っている薬をお渡しします。
Q.今まで使ってきた薬を継続して処方してもらうことはできますか?
可能です。今までの治療過程・方針を最大限生かした上で、円滑な在宅医療への移行を図っていきます。
Q.検査が必要になった場合、自宅でも検査が受けられますか?
血液検査、尿検査をはじめ、心電図、超音波検査などの検査が対応可能です。
今後、自宅でもレントゲンが撮影できるよう整備していきます。
CT等の高度な検査は自宅ではできないため、近隣の医療機関をご紹介させていただきます。
Q.訪問診療で点滴や医療処置は対応してもらえますか?
可能です。採血から超音波検査、酸素療法や中心静脈栄養の管理などの処置も可能です。またターミナルケアや重症の方々にも対応しております。
Q.急に具合が悪くなった場合はどうすればよいですか?
まずはお電話で様子をお知らせください。対処方法をお伝えして医師が必要と判断した場合には往診いたします。24時間365日対応いたしております。
(往診到着まで待てないと判断した場合には救急車を要請することもあります。)
(定期訪問診療を受けておられない方のその日のみの往診は原則行っておりません。)
Q.終末期の対応や緩和ケア、看取りは可能ですか?
可能です。患者さま・ご家族の皆様ができる限り穏やかに安心して最期の時間を過ごせるようスタッフ一同全力でサポートさせていただきます。
Q.家族として在宅医療のサポートが難しい状況なのですが、どうすればいいですか?
ケアマネジャーの方との連携の上、医療・介護・福祉の制度を上手に使えば、家族のサポートが難しい方でも在宅で療養できる環境を整えられます。
また、「ショートステイ」といった短期入所施設をうまく利用しながらご家族や介護者が疲れをためないことも安定した在宅療養を続けるには大切と考えております。